数年ぶりにアルカント四重奏団の演奏会へ行く。
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ダニエル・セペック(ヴァイオリン)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
第一夜 1/12(木)19:00
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K421
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135
ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 Op.67
第二夜 1/13(金)19:00
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス 1、4、6、9
クルターグ:6つの楽興の時
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス 11
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D887
前日にフライブルク・バロック・オーケストラの古楽合奏を聴いたこともある為か、四人の奏者が朗々と楽器を鳴らし、自信満々の(←個人的感想)演奏をされるので何だか圧倒されてしまった感がある、というのが第一夜の正直な感想。
第一夜はベートーヴェンが一番良かった気がする。何といっても彼らには現代曲がいいと思うのだが。
続く第二夜。メインは何といってもクルターク。
ハンガリー人(1926-)現代作曲家の作品「6つの楽興の時」をバッハの「フーガの技法」でサンドイッチして演奏された。
「フーガの技法」が1740年代作。クルタークの「6つの楽興の時」が2005年作。わざわざサンドした意味がよく分かっていないけれど、260年のタイムラグはほとんど感じずであった。とても面白い作品で、個人的にも好きな曲だ。
このような現代曲は彼らにとても合っていると再確認した。
最後のシューベルトは、(何度も聴いているのに)まるで初めて聴くかのようであった。凄まじいほどの集中力と技術の高さで、きっとシューベルトが聴いても(良い意味で)びっくりしたに違いない。
傑出した才能の持ち主集団アルカント・カルテット。
正直言ってあまりに上手過ぎて圧倒される感は拭えないのだが、アルバンベルク・カルテットの後継をいく四重奏団であることは間違いないだろう。
今宵の一曲...
なかなか聴くチャンスのないであろうクルタークの「6つの楽興の時」から前半をご紹介したい。第一曲は「祈願の叫び[断片]」というタイトルがついている。
◆Kurtág: 6 Moments Musicaux (2005) #1-3
Arditti Quartet at the 2008 Festival Musica