アーティストとは何ぞや? 〜ジャコメッティ |
◆「歩く男」Alberto Giacometti 1960
急にジャコメッティーの彫像を観てみたい思った。
やたらと細身でゴツゴツとした人物の彫像。
手元に画集もなく、観たい理由も思いつかないまま、、、ポチッ。
'Eternal Gaze' cover
あれこれと作品画像を探しているうちに、Eternal Gazeという
アニメーションにたどりついた。
怖いけれど、身につまされた。
引き込まれて見入ってしまった。
芸術家ジャコメッティーの全身全霊をかけた作品づくりのイメージを垣間観ることが出来る。
何で今ジャコメッティ?
自分でもよく分からないが・・・。
それにしても何故、、、造るのだ?
◆ジャコメッティと作品
ご興味があれば、、、どうぞ。
'Eternal Gaze' 〜Part 1
'Eternal Gaze' 〜Part 2
作家本人の制作風景のドキュメンタリーがあったので付加えておこうと思う。
アルベルト・ジャコメッティ—本質を見つめる芸術家
アルベルト・ジャコメッティ(1901~1966年)
1901年、スイスのボルゴノーヴォに生まれ、近郊スタンパで育つ。13歳で初めての彫刻を制作。1919年、ジュネーヴ美術学校でデッサンや油彩を学ぶがすぐに辞め、ジュネーヴ工芸学校で彫刻を学ぶ。1920~21年にイタリアを旅し様々な芸術に影響を受けた後、1922年パリに転居し、ロダンの弟子アントワーヌ・ブールデルに学ぶ。1930年、サルバドール・ダリとアンドレ・ブルトンに誘われシュルレアリスム運動に参加し、ルイス・ブニュエル、マン・レイ、ジョアン・ミロらと交流を深める。1935年、シュルレアリスムと決別、人物モデルを写生する伝統的な手法に立ち戻る。第二次世界大戦中にジュネーヴに戻り、この頃から次第に小さく細い彫刻を作り出すようになる。1956年、パリに滞在していた日本人哲学者の矢内原伊作をモデルに彫像と肖像画の制作を始める。この頃から世界的評価が高まり、1962年に開催されたヴェネツィア・ヴィエンナーレでは彫刻部門で大賞を受賞し、ジャコメッティのために一室が用意された。同年に胃がんであることが発覚するが、欧米各地で開かれた展覧会に顔を出す。1966年に死去。現在でも評価は高く世界各地で展覧会が開かれ、母国スイスでは100スイスフラン札の肖像にもなっている。なお、父ジョバンニは画家、弟ディエゴは家具製作者、2番目の弟ブルーノは建築家。