少年の日の... |
◆ムラサキツユクサ@神代植物公園
ムラサキツユクサ・・・雨に映える花だ。
ほんとは可憐なツユクサの方が好きだけれど、
この季節にはなぜかピッタリする紫色の花。
雨露に濡れているから余計に風情がある。
遡ることうん十年前、、、高校生時分のことだ。
山の上の高校までバス通学ではなく徒歩で通っていた。
上り坂をひたすら30〜40分かけて登校していた。
帰宅途中には山道を通ってみたり、いつもは通らない道をあえて歩いてみたり。
春にはサクラのトンネルをくぐり抜けた。
梅雨の季節が近づく頃には、小さな青紫のツユクサを見つけるのが楽しみだった。
少しづつ大人びつつある時期に(苦笑)妙に気持ちに沿ってくれたように思い出す。
気をつけなければ見落としそうなツユクサの可憐な姿に少年の頃の私は何を想ったのだろう。毎朝毎夕、その青紫色を見つけては不思議と穏やかな気持ちになる自分を発見して驚いていた...。
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あれから随分時間が経った。
東京の街中を歩いていると街路樹や公園の緑が意外に多いことに気づく。
ビルの上階から見下ろしてヤマボウシの白い花に気づいたり、毎日通る道端の隅っこでひっそり咲くツユクサを見つけたりするとあの少年の頃の自分にタイムトリップしたり。(^^
雨に降られるとセンチになるのか?
いい歳をして、こりゃ笑われるな、、、。(^^;