アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクトへ |
2012年2月19日(日)15:00 ゆうぽうとホール
<Aプロ>
ラリナ・ワルツ
振付:リアム・スカーレット/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
全員
ゼンツァーノの花祭り
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル/音楽:エドヴァルド・ヘルステッド
ロベルタ・マルケス、ヨハン・コボー
「眠れる森の美女」よりローズ・アダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ
レ・リュタン
振付:ヨハン・コボー/音楽:ヴィェニャフスキ、バッジーニ
アリーナ・コジョカル、スティーヴン・マックレー、セルゲイ・ポルーニン、
チャーリー・シエム(ヴァイオリン)、ピアニスト(髙橋望)
エチュード
振付:ハラルド・ランダー/音楽:カール・チェルニー
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー
セルゲイ・ポルーニン、白の舞踊手(ソリスト):高村順子、佐伯知香
東京バレエ団
楽しみにしていたアリーナ・コジュカル率いるドリームプロジェクトに出かけた。
Aプロの最終日(三日目)に滑り込み。
先日急にロイヤル・バレエを退団した若きプリンシパルのセルゲイ・ポルーニン君も予定通り参加した。
どれも楽しめる内容で、舞台づくりは最小限ながら、素晴らしいダンサー揃いで満足した。
特に印象に残ったのは「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」を踊ったローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフのペア。ムンタギロフは一部残念なところはあったのだが、爽やかな笑顔と安定感のある跳躍、回転、と目を見張るものがあった。カスバートソンはキレのよい踊りで清々しく、このペアのダンスで幸せ感がより盛りあがった。
コジョカルの「ローズ・アダージョ」は簡素な舞台と騎士達も白のシャツだけなのに、華々しく美しい館のインテリアが目に浮かぶようだった。DVDで観た以上に感銘を受けたほど。
後半の「エチュード」は東京バレエが参加しての舞台。ダンサー達のレッスンの様子がひとつの作品にされ、バレエの面白さや美しさと同時に地道なレッスンの積み重ねがあってこそ彼らが輝く舞台に繋がっていることを思い知らされる。見応えのある演目だった。
コジュカルを支えるコボーはプリンシパル・ダンサーとしての安定した踊りを見せながらも、ディレクターとして若手を育てプロジェクトを引っ張っていく役目をしているのだと思った。
コジョカルは彼が一番信頼できるパートナーなんだろうと推測できた。
それにしても多国籍なダンサー達だ。全員出身国が違うのだから!(^^
コジョカルがルーマニア。コボーがデンマーク。マックレーがオーストラリア。ポルーニンはウクライナ。カスバートソンがイギリス、マルケスはブラジル、そしてムンタギロフがロシア。
Bプログラムも楽しみ。
記念にコジュカルのオーロラ姫(バレエ「眠れる森の美女」から)を。
個人的には管楽器が鳴りはじめるオーロラ姫の登場場面が大好きで、ここがいかにワクワクするかで全てが決まる気がしている。(笑)主役を踊るダンサーのスター性、オーラがはっきり分かる。
◆'Sleeping Beauty' 〜'Aurora Entrance'...'Rose Adagio'
Alina Cojocaru, Royal Ballet
Aプロ行かれたのですね。
たいへん評判の良い座長公演のようでよかったです。
小さな地震が続いて不安でしょうけれど最終日まで
頑張ってもらいたいです。
ウチは今夜のBプロが初日なので楽しんできます。
オーロラの出についての一文、120%同意です!
こんばんは。コメント有難うございました。
円熟味を増すコジョカルの今をとても堪能できました。
コボーをはじめ、仲間達との良い関係性もしっかりと見えて楽しい時間でしたし、演目の構成などはとても良く練られていて観客を満足させていたことにも今後への期待を感じて嬉しかったです。
彼女の踊りを支えるマッスルの凄さには目が丸くなるほどでした。
オーロラの出の部分に賛同頂き、嬉しさ倍増です。
とにかくあそこが大好きで、いつも相棒が苦笑いしております。(^^ゞ
また是非どこかでお目にかかりましょう!