秋の夜のスカルラッティ |
■撮ったイルミネーションがブレていた
街路樹は少しずつ色づいているとは言え、このところの気温は秋の深まりを感じさせない。
妙に蒸し暑くて気持ちが悪い。
酷い寒さは勘弁だが、もう少し肌寒くて当り前の時期なのに...。
毎朝着ていくものにも悩む今日この頃。(^^;
そんな気候に左右されたわけでもないのだが、今宵はこんな曲が浮かんだ。
バッハやハイドンと同世代のイタリアの作曲家、スカルラッティのソナタだ。
その数は多くて全ては知らないが、小曲ながら好きなものはいっぱいある。
本来チェンバロで演奏されるものだが、今宵はピアノで。
ホロヴィッツのライブ演奏から。
何気ないようでいてセンスの要る一曲。
この手の作品はきっとこの人に勝る演奏家はないだろう?
ドメニコ・スカルラッティ(Domenico Scarlatti, 1685年10月26日 - 1757年7月23日)は、イタリアのナポリ出身で、スペインのマドリードで没した作曲家。同年にJ.S.バッハ、ヘンデルのバロック時代の代表的作曲家が生まれているが、スカルラッティもその時代の鍵盤曲に新しい用法を取り入れた重要な作曲家である。マリア・マグダレーナ・バルバラ王女のために書かれた個性溢れるチェンバリズムが繰り広げられる555曲の練習曲が、そのテーマ性と展開によって後に「ソナタ」と呼ばれて親しまれている。〜Wikipediaより拝借しました。
♪Horowiz plays Scarlatti Sonata L.33 Live in Moscow 1986
人は音楽を聴く時、何を想い、考え、脳裏には何を浮かばせるのだろう?
曲によっては風景や場所のイメージだろうし、色の場合もあるだろう。
もしかしたら曲から香りや感触を感じとるなんてこともあるかもしれない。
喜怒哀楽の感覚は経験からの想像を膨らませたりダブらせたりしているのだろうか?
自分は、このスカルラッティのソナタL.33から何をイメージするのだろうか?
色はけっして鮮やかなものではなく、モノトーンかあるいは褐色に近く...。
風景がイメージされるとしても明確な場所ではなく、例えば古びた町の石畳の道とか...。
海からの風にのって潮の香りがするような...。
否、何かを想いながら、歩いたり立ちずさんだりしている?のだろうか...。
それとも庭に出て本を読んでいる?..。
出くわす人は無く、一人淋しい想いでいるようだ。
少なくとも明るい気持ちからは遠いのだろう。
過去を思い出すような郷愁を感じるし、肯定でも否定でもなく、ただ淡々と...。
あぁ、一陣の風が冷たく頬を撫でた...。←やはり淋し気か。(^^;
この写真がスカルラッティという方の何か...なのだろう??と思ってしまいました。
この写真..ちょうど良い感じにブレてて
これがビーズの刺繍のようにも見えて... 何かの生地にも見える。
ソファーのカバーも良いかもしれない。。
と..
自分勝手に想像。
音楽を聞いてみると、また違った写真に見えてくる。
不思議な世界です・・
写真と音楽・・♪
おはようございます。毎度有難うございます。(^^ゞ
スカルラッティは生きていれば御歳324才?ですから、、、
ご存じなくて当然でございますとも。
さり気ない可愛い曲がいっぱいありますよ。
もちろんバロックですが、ふと懐かしさも感じたり、、、。
写真は多少リタッチしています。
色をグッと押えました。
ブレた写真はアートと思えば面白いでしょう?(^^ゞ
写真も奥が深いと思います。
綺麗に撮れるだけが写真というわけではないのですから。
だから面白いと思うのです。
音楽もしかりですね。
雨降りの一日になりそうですが、、、よい一日を!