An expression... |
An expression... ひとつの表現・・・
あるバレリーナ、それもプリマ・バレリーナが一人でリハーサルしている映像。
学生達がドアの向うから盗み見ている。
何を表現しているかはご覧の通りである。
特に場面が変わって0:43あたりからの緩やかな腕の動きに驚愕。
既に人間を越えている...。
つま先、指先まで神経を行き届かせて表現を「より」磨いていく作業・・・。
実は今月末に控えたマリンスキー・バレエ鑑賞の予習として勉強中なのである。(^^;
初心者なりに物語や音楽はもちろんだが、表現する人としてのダンサーの踊りをしっかり観たいという思いから自主トレ中。(←自分が踊るわけじゃないのだが。)
この方、何を隠そう知る人ぞ知るマリンスキー・バレエのプリマ・バレリーナ!
バレエ界の「至宝」とまで言われているウリヤーナ・ロパートキナさん。
バレエ通はロパ様と呼ぶそうだ。
今回は彼女の踊る「白鳥の湖」のオデット、オディールほかに行く予定。
彼女へのインタビューの一部から〜
「・・・(略)・・・バレエ団に入った時、自分がいかに経験不足かよく自覚していました。プリマ・バレリーナの踊りを見て、自分ももうすぐあのように踊れるようになるというのは全くの幻想で、あのように軽やかに自然に踊っているように見えて、実はその陰で気の遠くなるほどの時間をかけて何度も何度も稽古し、多くの失敗も重ねてきたにちがいないと思っていたのです。」
自分の中で求める非常に高度なものがあり、それを表現することが当然、と考えている「芸術家の中の芸術家」と言えます。よく「自分の持っている能力を最大限に発揮して・・・」と答えている記事を読みますが、その「能力」と「最大限」の基準が、崇高なまでに高く、芸術へと昇華させているのがロパートキナなのでしょう。
さて予定している演目は、Fさんに色々ご指導頂いて決めた以下のニ演目。
◇11月27日 「白鳥の湖」
オデット/オディール:ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子:ダニーラ・コルスンツェフ
◇12月3日 「眠れる森の美女」
オーロラ:ディアナ・ヴィシニョーワ
デジレ王子:イーゴリ・コールプ
月末までアレコレ他にもあるのだが(苦笑)、芸術の秋「強化月間」は続くのである。
♪サンサーンスの謝肉祭「白鳥」の音楽に合わせて踊るのは「瀕死の白鳥」