音々の想起させるもの... |
ここのところ悲しいニュースが多過ぎて、我がことのように胸が締めつけられる。
生まれた場所や時間によって、人生はこれほど変わってしまうのだろうか?
何不自由ない生活に慣れ過ぎて、きっと身も心も腑抜けてしまっているのだろう...。
せめて与えられた時間を意義あるものにしていかねばと思うのだが、、、
恥ずかしながら反省ばかりの日々である。
暗い想いに浸ってばかりいても何も始まらない。
せめて明るく元気に生きたいと願うのに、、、頭を過るイメージの音々は切なく哀し気なものばかり...。
◆Brahms: Schumann Variations Op 9 (Pt 1), Beveridge Webster pianist
1854年、ブラームス21歳の作品。(シューマンの主題による変奏曲 作品9)
若きブラームスは、自殺未遂の師シューマンと夫人クララへ、慰めと密かな愛を込めてこの曲を捧げたのだそうだ。(ブラームスの変奏曲創作の一つの転換期、あるいは過渡期にあたるともいわれている。)
Mark Rothko
Black on Maroon 1959
© 1998 Kate Rothko Prizel & Christopher Rothko ARS, NY and DACS,
London Oil on canvas 266.7x228.6cm
変奏曲の冒頭部が大好きで、お気に入りのウラジーミル・トロップのピアノを時折聴いている。
何とも切ない冒頭部分の音々は、哀し気であるが様々なイメージを想起させる。
今日は大好きなアーティスト、テート・モダンのマーク・ロスコーの絵を掲げたが、時によって絵から想起するものと音からのものが重なり絡み合う。
今日の場合は音楽が先だった。
自分勝手なイメージだが、絵と音楽の奥深くで、何かしら呼応し合うものを感じる。
日によって、自分の心の状態によって、感じるものは変わったり違ったりするのだが、、、。
Have a Good night!