黄色い絨毯... |
◆雨上がり...水たまりに梅の木が映る
樫本大進ヴァイオリン演奏会マチネを終えた。
ちょうど雨も止んで、空を見上げると晴れている。
「そうだ!都会の春を見に行こう」
ということで向かうは「浜離宮恩賜庭園」。
ソワレの開場まで二時間半。
その時間を有効に、かつ気分転換を兼ねて体を動かそうと思いつく。
サントリーホールのある赤坂アークヒルズから都バスで15分程度。
東京マラソンの規制も解除されて、静かな週末の都内をスイスイと〜。
新橋から徒歩で少々。久々に出向いた。
ちょうど梅園も見頃を過ぎたあたり。
紅白の梅がいい香りを放っていた。
そして、以前にもご紹介したことがあるが、この時期の目玉はコレ!
◆これを見たら...「ウォー」っと声が出ませんか?(^^ 南を向いてパシャッ。
さて、今夜はここで「今宵の一曲」と参りましょう!(^^
バッハから一気に飛んで、グノーの歌曲へと...。
何となくではありますが、黄色い絨毯を見ていると口ずさみたくなり、、、。(笑)
楚々として美しい乙女の歌が聞こえてくるようですよ。(^^
◆Joan Sutherland - Serenade - Gounod
*歌詞はMoreでどうぞ!(相棒、お薦めの一曲であります。笑)
◆菜の花畑@浜離宮恩賜庭園(拡大します)
◆菜の花畑の向うは汐留のビル群(拡大します)
黄色い絨毯が見事な菜の花畑。
仄かに菜の花の香り。ちょっと懐かしいあの匂いか?(笑)
お客さんたちは皆一様に顔をほころばせ、春の色に心弾ませている感じ。
来て良かった。
相棒の顔も笑顔になる。
先程までのバッハがどこかへスウーッと消えた。
庭園を少し歩いて、いい香りを嗅いで気分転換になった。
小鳥たちも大喜びで黄色い絨毯の上を飛び跳ねて遊んでいる。(^^
◆菜の花を鳥が啄む
◆小鳥はこっちにもいるぞ〜
しばしの別世界旅行のような感じ。
汐留まで戻り、腹ごしらえをして、第二部の演奏会へと向かったのだった。
シャルル・グノー Charles Gounod(1818-1893)フランス
「セレナーデ」 Serenade
詩:ユゴー(Victor Hugo)
きみが歌いつつ、揺りかごのように
今宵、僕の腕に抱かれている時
君に聴こえるかい 僕の思ってることが
ひそかに君に応えてるこの思いが?
君の優しい歌声は、僕に思い出させる
素敵な日々の記憶を
ああ
歌え、歌え、愛しい人、
歌え、いつまでも!
君が微笑みつつ、その口許に
愛が花開く時
たちまち頑なな
疑いの心は消え去るのだ
ああ、曇りのない笑顔は
純真な心のあかし!
ああ
笑え、笑え、愛しい人、
笑え、いつまでも!
君がまどろみつつ、静かに清らかに
この暗闇の中、僕の目の前にいる時
君のつぶやくような寝息は
調和に満ちた言葉だ
君の美しい体は横たわる、
ヴェールも宝石もつけないままで
ああ
眠れ、眠れ、愛しい人、
眠れ、いつまでも!
Quand tu chantes,bercée
Le soir entre mes bras,
Entends-tu ma pensée
Qui te répond tout bas?
Ton doux chant me rappelle
Les plus beaux de mes jours.
Ah!
Chantez,ma belle,
Chantez toujours!
Quand tu ris,sur ta bouche
L'amour s'épanouit,
Et soudain le farouche
Soupçon s'évanouit.
Ah! le rire fidèle
prouve un coeur sans détours!
Ah!
Riez,ma belle,
Riez,toujours!
Quand tu dors,calme et pure,
dans l'ombre,sous mes yeux,
ton haleine murmure
des mots harmonieux.
Ton beau corps se révèle
sans voile et sans atours... -
Ah!
Dormez,ma belle,
Dormez toujours!