Morris Louis... |
◆Morris Louis / Nun, Magna Acrylic on Canvas, 80 3/4 X 106", 1959 (国立国際美術館)
真冬並みに寒さの厳しい一日になった。
雨は勘弁願いたい日だったが、天気を変えることは出来ない。
とは言うものの、多少雨脚の弱いうちに仕事ができたので助かった。
体調管理には気をつけたい。
さて、トップ画像は大好きな絵画作品の一つ。
時に目にしたくなるのが、この大画面を色で埋められたアメリカ抽象表現主義の絵画なのだ。
今日はなぜかモーリス・ルイスの〈ヴェール〉と呼ばれる色を流したような画面が思い浮かんだ。
以前、川村記念美術館で観たことのある彼の作品と同時期に描かれた作品。
なぜか心惹かれる大好きな絵画だが、実際に美術館で目の前にしないとダメだ。(^^ゞ
2008年 川村記念美術館での展覧会の概要を拝借した。
[モーリス・ルイス 秘密の色層]
モーリス・ルイスは、1912年にアメリカの首都ワシントンD.C.に程近い港町ボルチモアに生まれました。
地元の美術学校を卒業後、一時はニューヨークで活動しましたが、31歳で地元に戻ってからは、
主にワシントンD.C.を制作の拠点としてきました。
絵画講師のかたわら、自宅の小さなダイニングルームをアトリエとし、妻が仕事で外出している時間を、
ひとり黙々と絵画制作に費やしたのです。
物静かで内向的、しかし創作に対する熱意を人一倍秘めていたルイスは、ポロックやロスコら
同時代の画家が活躍するニューヨークとはあえて距離を置き、淡々と独自のスタイルを摸索しました。
そんなルイスが、その後の美術の流れを変えることとなる画期的な作品を描き始めたのは1954年、41歳の時でした。
それらは人の背丈をはるかに超える大きなカンヴァスに、薄めた絵具を幾層にも流し重ねた抽象画でした。
まるで美しい染物のように、絵具がカンヴァスに染み込んで一体化し、完全に平面的な画面が生まれたのです。
その後、画家は1962年に亡くなるまで染みの形や色の配列を違え、この手法を探求し続けました。
元々好きな作家だが、彼の人柄にも非常に親しみを感じる。
呼び寄せるものがあるのだろうか?(^^
「今宵の一曲」は再登場♪The Wind / Keith Jarrettを。
ただキースの弾くピアノの音に身を任せていれば...行きたい場所に行ける(感覚になる)。(笑)
M.ルイスの画面の透明感とThe Windが自分の中で心地よく呼応して...
果たして私の行きたい場所は一体どこなんだろう? (^^; なんて
◆ Keith Jarrett - Paris Concert 1988 - "The Wind"
あったかいですね。
寒い日が続いておりますので、
ついついそんな連想をしてしまいました。
淡々と、独自のスタイル、周りに振り回されることなく,
いいですね、彼の生き方。
トミーさんが惹かれるのも、納得!(^^)です。
うちに秘めた熱意、めらめらと、伝わってまいりました。
今日も朝から冬に逆戻りしたかのようなお天気、
防寒対策十分なさって、お出かけくださいませ。
神代公園のつつじ、素敵ですね~!淡い色合いが、春そのもの!
こんにちは。
なるほどルイスの絵を見て、暖炉の火を思い浮かべられたのですね?(^^
昨日は本当に寒かったですから、暖かい色が恋しくなりました。
納得!して頂いたようで、、、照れ臭いです。
自分の惹かれるものをもっと大切にしなければと思う今日この頃です。
感じ方も考え方も人それぞれですが、各々の個性が活かされて、その人らしい
生き方が出来るのが一番だと思います。大人も、子供も...。
その個性を受けとめられる懐の大きな人間でありたいと思うのですが、、、。(^^;
神代のサクラ、神代曙も見事でしたよ。
いよいよツツジの季節。新緑の季節が大好きです。(^^
2016/2/1の記事からこちらに伺いました。
モーリス・ルイスの絵に力強さと繊細さを感じました。
2/3のシュタルケルのチェロもとても生き生きとして。
背中を押してもらう気がします。
モーリス・ルイス、目の前で見てみたいです!
でも調べたらなかなか難しそうですね。
いやいや、いつか。
今日庭に出ましたら、
枯草の間に福寿草が金色の頭を出していました。
寒くてもちゃんと春に向かっていて・・・。
生命力、大事ですね。
私も頑張らなくちゃ、なのでした(^_^;)
こんばんは。ご無沙汰しております。<(_ _)>
あっという間に立春、福寿草の黄色い色が見たくなりました。
ルイスの絵画はとにかく大画面で、圧倒されます。
けれど美しい色が心の中まで溶け込んでくるようでいいのです。
どこかで本物を見るチャンスがあればよいですね。
あなたの作られる作品は小さいけれど、覗き込めば宇宙に繋がります。ルイスの絵は大画面から内へ内へと入っていくよう、、、かも。^^
シュタルケルの演奏は何度か聴いています。ただ美音というのでなく、骨太で揺るがない強さを持ったなかなかいい音楽を創るチェリストだと思います。
どうぞお身体大切に素敵な春をお迎え下さいね。