音楽とは何ぞや |
先日、記事を書いたピアニスト、R.ブレハッチ君のリサイタルに出かけた。
リサイタルは昨年に続いて半年ぶり。さすが売れっ子は忙しい。
五月の後半から来日して、全国を飛び回るスケジュール。(コンチェルトとリサイタル)
ショパン・ピアノコンクールの優勝は、劇的に人生を変えるものなのかもしれない。
十数回の演奏会をこなして、昨夜の東京公演が最終日のはず。
バッハ、リスト、ドビュッシーそしてショパンと、盛りだくさんのプログラム。
それはそれは素晴らしいテクニックで、最後まで集中し、弾ききった。
会場は拍手の嵐。
なのに、なのに。。。。
残念ながら、ボクの心には何も響いてこなかった。
何も、、、というと言いすぎだが、ほとんど響くことがなかったのだ。
ピアノはとても上手い。(当り前)とっても繊細に弾く。ミスタッチは皆無に等しい。
完璧に近い出来だとも思う。本当によく頑張ったと思う。
でも、心が動かん。
あのスケジュールをこなすんだから、疲れていないはずはない。
弾ききるだけでも、どれだけのエネルギーを消耗するか、
そんなこと、分っているつもりだが。。。
あー、音楽とは何ぞや。
音は鳴ってたけれど、、、、音楽とは何ぞや?
アンコールは三曲。
拍手が鳴り止まず、花束を持った女性が何人も舞台に駆けよった。
う~ん、、、、。
彼はまだまだ若い。
プロとしてスタートしたばかり。
今後の成長に期待したいと思う。
(あくまでもボクの私的な感想です。)
*画像は全く関係なく、「勝鬨橋」夜景。