暑いけれど・・・心に沁み入る.... |
■「アザミ」霧が峰・車山湿原にて
暑中お見舞い申し上げます。
終日、汗だくになって仕事しておりました。(^^;
オフィスに戻って、冷えた部屋にいると、、、
なぜか急にバッハのヨハネ(受難曲)が頭に浮かびました。
アルトのアリアを2曲。
大好きな曲なので、たまにはこんなのもいかがでしょうか?
ご興味があれば、、、どうぞ。<(_ _)>
これは7曲目のアルトソロで、「Von den Stricken meiner Sünden」
(カウンターテナーはアンドレアス・ショル)→画像は動きません。(^^;
1. Arie.
Von den Stricken meiner Sünden
Mich zu entbinden,
Wird mein Heil gebunden.
Mich von allen Lasterbeulen
Völlig zu heilen,
Läßt er sich verwunden.
(英訳)
To untie me
from the knots of my sins,
my Savior is bound.
To completely heal me
of all blasphemous sores,
He allows Himself to be wounded.
Collegium Vocale Gent.
Andreas Scholl (Countertenor).
もう一曲、アルトのアリア。心に沁みます。
第30曲だったか、、、「Es ist vollbracht」
大好きなビオラ・ダ・ガンバの音色がピタリ。
ボクの琴線に触れる音らしい・・・。(^^ゞ
Arie:
Es ist vollbracht!
O Trost vor die gekränkten Seelen!
Die Trauernacht
Läßt nun die letzte Stunde zählen.
Der Held aus Juda siegt mit Macht
Und schließt den Kampf.
Es ist vollbracht!
(英訳)
It is finished!
O comfort for the ailing soul!
The night of sorrow
now measures out its last hour.
The hero out of Judah conquers with might
and concludes the battle.
It is finished!
最近の演奏では、アルトはカウンターテナーが歌うことが多くなりましたが、
この映像のはボーイソプラノ。23年前の録画のようですから、彼もいいオジさんになっているはず。
微妙な音域のアルトの歌声が切々と心に沁み込んできませんか?
ビオラ・ダ・ガンバのクリストフ・コリン氏はボクと同年でありました。(苦笑)
*Aria from J. S. Bach's St. John Passion BWV 245 - "Es ist vollbracht"
("It is accomplished") - featuring boy alto Panito Iconomou, soloist of Tölzer Knabenchor, and viola da gamba soloist Christophe Coin. An inspired, historically informed performance.
alto soloist: Panito Iconomou
viola da gamba soloist: Christophe Coin
Evangelist: Kurt Equiluz
Jesus: Robert Holl
instrumental ensemble: Concentus Musicus Wien
conductor: Nikolaus Harnoncourt
Tölzer Knabenchor director: Gerhard Schmidt-Gaden
Dom in Graz, Austria, ORF, 1985
お暑うございますね~!!
今回もステキなyoutubeご紹介、ありがとうございます。
Scholl好き、バッハ合唱曲好き。
あのボーイソプラノ君、コメント欄には賛否両論ありましたが、
あの年代であれだけ歌えれば素晴らしい!!うらやましいです。
ここの2曲を聴いたあと勢いづいて、トンコープマンのマタイを次々と聴いてしまいました。
私が25年(!)前にドイツで歌ったのとはえらいテンポが違う・・・最近はこれが主流なんでしょうかね。コープマン様だし・・・?
こんばんは。ご無沙汰しています。暑いですが、お元気ですか?
コメント嬉しく拝読しました。
以前に増してヨハネ受難曲が心に響くようになりまして、、、
近年のアーノンクールは嫌いなのですが(苦笑)、古楽器を使ったこの演奏はなかなか興味深く耳に留まりました。(笑)
早速DVDを買い、聴いております。
オケが繊細さに欠けるように感じますが、ソリストはもちろん、テルツ少年合唱団の彼らも含め、なかなかいい演奏をしていると思いました。
テンポは速く感じますか?
確かにあの当時(85年)の演奏としてはアーノンクールは早いです。
インテンポで進行していくのが今の主流のようで、名盤のリヒターの演奏などと比べるとかなり速度が違いますね。
ショルがお好きですか?
カウンターテナーもかなり出てきましたね。
音楽的にも歌唱力的にもですが、素晴らしいソリストに出会えると嬉しくなります。(^^